北極百貨店のコンシェルジュさん@シネリーブル池袋(良作+)/23年44本目

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今年44本目は北極百貨店のコンシェルジュさん@シネリーブル池袋(良作+)。
原作の漫画を知らずなので、原作との乖離、画の違い等は評価の対象外で、純粋に映画としての評価なのですが、これはアニメとしては出色の出来。
尺が短い中、良く盛り込んだな、という感もあるところです。
見る人を選ばない映画とも言えそうです。
まあ、メインターゲットとしては幼稚園保育園から小学生とその親の家族連れといったところだと思いますが、それ以外でも十分イケる、映画です。
基本的なストーリーは、動物がお客の百貨店に新しく入った若い女性コンシェルジュが、先輩の力を借りて、ややこしい客・取引先等を相手に奮闘する成長物語、このプロセスで適度にギャグをかます構成、といったもの。
メインターゲットのお子様は動物絡みの面白い言動、その親は動物を人間に置き換えると、実社会あるあるネタ、が見どころということになります。
後者に関していうと、今問題が顕在化している、カスハラも取り扱っており、大したものですし、最終盤で出てくる、百貨店のオーナーのペンギンが階上から飛ぶ(落ちる)シーンは、「ファーストペンギン」をモチーフにしたものでしょう、おそらく。
最初の画と最後の画を被らせる意味、動物と人間との関係、過剰な動物保護の賛否、定量分析・定性分析の優劣、デジタルとアナログ、地球環境問題等、マクロ・ミクロ両面で考えさせられる要素があり、大学(文系・理系問わず)の一般教養科目の素材としてもおススメです。
ポスターの上のほうに「その想いは、ずっと続く。ずっと繋がる。」とありますが、これはメインターゲット(大人)向けか?
なお、
といったオマケの配布がありました。
ちなみに、百貨店自体が絶滅危惧種でマンモスみたいに絶滅、、、というのは深読みしすぎかw
しかし、基本、声優メインの人たちが声をあててますが、本当に上手いです。
もっとも、声優業界に知見がないので誰も知りませんでした、、川井田夏海さん、、、美人ですねえ。
それはともかく、尊師のマーチのように頭に残るのが、なんでもそろう、ほっきょくひゃっかてん、の館内音楽w


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