230918オガン（仲の神島(中御神島))・西表島,ドリフトダイビングで東京都佐々木さん57歳死亡・神奈川県63歳男行方不明その4；店名と推測される原因等3

230918オガン（仲の神島(中御神島))・西表島,ドリフトダイビングで東京都佐々木さん57歳死亡・神奈川県63歳男行方不明その4；店名と推測される原因等3

ということで、大人気シリーズ記事化している、230918オガン（仲の神島(中御神島))・西表島,ドリフトダイビングで東京都佐々木さん57歳死亡・神奈川県63歳男行方不明、ですが、前記事の予告通り、該者が上級者以外とした場合の事故原因シナリオをここでは紹介しましょう。

シナリオ１；緊張で、潜降だけでタンク半分のエア消費。浮上途中でエア切れ。

シナリオ２；水面到達後もずっとレギュレーター呼吸を続け、エア切れ、何らかの理由でBCDエア抜けで水中へ。

シナリオ３；エントリー後の確実な潜降のため、オーバーウエイト。浮上してもオーバーウエイトのため、BCDの浮力だけでは水面に顔を出し切れず、ずっとレギュレーター呼吸を続け、エア切れ。

シナリオ４；泳力、体力、技術が本来のOWの基準に到達していないレベルだった。オッサン・爺さんの押しの強さで、ムリにオガンに行ったんなら自業自得の面がある一方、遠征代が稼げ、一隻で行った方が儲かるってことで、ショップがおだてて連れて行ったなら、ショップの責任は重いです。

前記事の、該者が上級者とした場合のシナリオもそうですが、原因、シナリオが複合的に絡んで、というのが現実と思われます。

観光に影響ということで、自治体やメディアは沈黙気味ですが、日本人のドリフトが絡む事故としては、１９９４年２月、パラオのアンテロープ（日本の中野に日本事務所）がペリリューコーナーで起こした死亡事故がデカい話としてありますが、死者が出て、世界的にも最優秀の部類のコーストガードである石垣海保でも行方不明者の捜索に難儀する海域ですので、今回のも重大事故です。パラオのアンテロープのときもそうだったのですが、泳力・体力のない人の存在は、海での緊急時は、巻き添え発生で、致命的な結果に繋がります。

次記事をアップするころには、神奈川県63歳男の運命が事実上、明らかになっていると思います。

そこで、次記事では、今回の事故を踏まえ、死なないための対策をOWマニュアルに沿って、整理してみます。このあたり、手前味噌っぽいのですが、PADIのOWマニュアルは優秀です。

画像は、事故のあった９月１８日午後、西表島南東にかかっていた大きな虹。

本来だと、該者２人ものんびりとこんな虹を眺めていたはずです。

にほんブログ村