230611東京都50代女、シュノーケルで塩水飲んで意識不明＠青の洞窟、真栄田岬、沖縄２；原因を推測する

230611東京都50代女、シュノーケルで塩水飲んで意識不明＠青の洞窟、真栄田岬、沖縄２；原因を推測する

については、前記事でざっくり、速報的に書いていますが、一時心肺停止、意識不明となった事故の原因を本格的に分析してみたいと思います。

報道で分かっているのが、

１　５０代女

２　東京都からの旅行客

３　真栄田岬・青の洞窟でシュノーケリング

４　記念撮影（おそらく洞窟内）

５　記念撮影時にマスク外す

６　顔がマスクでおおわれていない状況で海水を飲む

７　悪寒、一時心肺停止

８　心肺停止後、蘇生に成功、しかし意識不明

直接の心肺停止、意識不明の原因は、マスク外した状態で顔が水面下になり海水を飲んだことで確定でしょう。

で、海水を飲んだことによりそのような事態になる原因は、

A　海水が気管・肺に入って溺状態と同じ状況で窒息した

B　胃（消化器系）に海水が入った

C　顔が水に浸かってショック状態になった

のいずれかで、Bについては

B1　ゲロモードに入ったものの、ゲロが気管をふさいでAと同じ状態に

B2　体内ナトリウム濃度が急速に高まり、ナトリウム中毒（臓器不全発症）

B3　飲んだ海水にヤバイ物質なり生物が混じっていた

といった感じに大別できそうです。

これがどれかは、救急救命の段階である程度は判明しているかと思われますが、搬送に回った段階で、海水を飲んでから容態がおかしくなったまでの時間で当たりが付くところで、このあたりがきっちり医療機関に伝わったかも、生死を左右するところです。

B３は運がなかったとしか言いようがないところですが、洞窟内の淀んだ海水ですので、潮通しのいいところより、リスクはあるところだったりします。

AやB1もある意味、ついていなかったと言えそうな気がします。

B２は、腎臓病等の持病持ちだったりするとあり得る話です。

と言ってしまうと、全て運がなかったで終わりなのですが、シュノーケリング屋の「マスク外しての青の洞窟内の記念撮影サービス」を設定すること自体、海の素人が、マスク外してバランス崩して顔を水没海水ごっくん、ということは予測可能（特にわざわざ水上に腕を出させると浮力が落ちる上、バランスを崩すのは猿でもわかる）であり、危険だということで、この、「マスク外しての青の洞窟内の記念撮影サービス」をやること自体、過失アリとなり、シュノーケル屋は、民事・刑事の責任を追及される恐れありです。この点、ダイビング指導団体のPADIのシュノーケルコースでも、水面も含めプログラム中に「マスクを外す」というのは存在しませんので、これから考えても、「マスク外しての青の洞窟内の記念撮影サービス」をやること自体、まずいということになりそうです（マスクが曇った等、マスクトラブルの場合は、もちろんマスク脱着はありでしょうし、マスクをしたままでのカメラ利用自体はプログラムでも想定されています）。

これを読んだシュノーケル業者さん、顔を真っ赤にして反論してくるかもしれませんが、反論するなら論理的な反論を期待したいです。

良心的な業者さんは、必要に応じ、ご自身のプログラムをチューンされることでしょう。

さて、次記事では、直接原因以外でヤバイことを整理します。

画像は水中バナナ芸です。

良い子はあまりやらない方がいいのですが、上記B2の場合は、実は有効です。

バナナに多く含まれるカリウムがナトリウムをやっつけてくれます。

それはともかく、上記で書いた話、火曜サスペンス劇場「沖縄・青の洞窟殺人事件」の脚本にできそうですｗ

腎臓病の大金持ちを財産目当ての養子が旅行保険をかけて沖縄旅行に連れ出し、シュノーケルをさせ、海で塩水飲ませて事故死に見せかけ殺し、保険金と遺産をゲット、というストーリーｗｗｗ

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