ライフスペース・シャクティ治療事件＠マロウドインターナショナル成田(2023春の首都圏散歩07/判例を旅する12・刑法(不真正不作為犯))

ライフスペース・シャクティ治療事件＠マロウドインターナショナル成田(2023春の首都圏散歩07/判例を旅する12・刑法(不真正不作為犯))

ということで、久々の判例を旅する。

オウム真理教系の新興宗教のはしりのような感じだった、ライフスペースの、頭をたたくだけのシャクティパット（シャクティ治療）で瀕死の重病人を治せるといったものの、その後、放置プレーで死なせてしまった、という放置プレーについて、殺人の不真正不作為犯とされたシャクティ治療事件。この舞台は、成田空港の飛行機が良く見える、マロウドインターナショナル成田。シャクティ治療事件を知らない、外国人客の集客に力が入っているようです。

事件は、デタラメ言って重病人をマロウドインターナショナル成田に連れてこさせたものの、シャクティパットが効くわけないのにちょっとやって、ヤバイ状況になってるのに、シャクティ治療が無意味だというのがバレるといやで、医者を呼ばず、死んでしまってもしょうがないということでそのまま放置、実際に死んでしまった、というもの。

ドイツ最高裁の判決ではなく、日本の最高裁の判決では、自分が泊っているマロウドの部屋に連れてこさせた先行行為があって、ヤバイ病状ですぐ救急搬送できるのにやらずに、医学的治療せずにそのままにしておけば死ぬこと確実なのに、死んじまってもしょうがないと放置プレー続行ということで未質の故意ある殺人・不真正不作為犯で懲役７年で確定。

不真正不作為犯の代表例とするのは、定説です。

なお、記事の引用は、サイババの勝手です。

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