砂川事件＠米軍立川飛行場（昭和記念公園）、立川市、東京（判例を旅する09・憲法(９条と戦力））

砂川事件＠米軍立川飛行場（昭和記念公園）、立川市、東京（判例を旅する09・憲法(９条と戦力））
最高裁判決より、地裁伊達判決で有名な事件。
事件そのものは、米軍基地の敷地に立ち入ったことについて、米軍基地の立入禁止を定めた日米安保条約に基づく特別法違反で罰金刑が最終的に確定という話ですが、アメリカや反左翼・反朝日新聞の統一教会と深い関係にあった、元A級戦犯の岸信介（山上徹也氏の手製武器攻撃で死亡したアベしの爺さん）が首相という政治状況のもと、田中最高裁長官が裁判を巡って、アメリカ関係者と相談してたり、跳躍上告がアメリカの入れ知恵だったり、と三権分立云々を超越し、国家主権そのものが否定されていた最高裁判決とも言えそうな話が、近時、出てきている事件でもあります。
「戦力」に関しては、伊達判決では在日米軍は日本が締結した安保条約に基づき日本にいるんだから憲法９条でいう戦力に該当、最高裁では戦力を自衛権を超える能力のある日本主体の軍隊に限定、とし在日米軍は戦力非該当としたところです。

立川飛行場跡で最後に残っていた西側保留地。
跳躍上告をやった法務省の施設ができる予定。


アメリカ軍人用の家、アメリカンハウス。


往時の鉄道引き込み線跡。


往時の電柱。
砂川闘争の際は、童謡、赤とんぼを歌いながら突撃したという話ですが、

今も、結構、トンボが舞ってます。