新型コロナ対策で、警察のホストクラブ、キャバクラ、性風俗店への風営法の立入調査。のぞき部屋の客はどうなる？

新型コロナ対策で、警察のホストクラブ、キャバクラ、性風俗店への風営法の立入調査。のぞき部屋の客はどうなる？
ということで、官房長官記者会見でも、自民２軍の大阪維新がやっていることを追認するような格好で、新型コロナ対策で、警察のホストクラブ、キャバクラ、性風俗店への風営法の立入調査を言っています。

が、これ、言わば別件逮捕ならぬ、別件立ち入りのようなもので、ホストクラブ、キャバクラ批判に立つ、本ブログでも基本はNGと考えます。
ということで、風営法に基づく、警察官の立ち入り（調査）がホストクラブ、キャバクラ、性風俗店にやってきた場合、自分が店のオーナー・店長だったらどのように対応するのかな、の留意点をメモってみました。
なお、ホストクラブ、キャバクラ、性風俗店が、一般的に想定される許可を取っていることが前提であり、深夜酒類提供店届出の飲食店なのに、ホストクラブ、キャバクラの実態のあるモグリ店は想定外です（これは風営法の無許可営業で、深夜営業をやっているホストクラブはほとんどアウトと思われます）。

１　来店があった場合、通常の警察手帳とは別の、立ち入り調査の身分証明書の提示を求める（立ち入りは、基本は警察官としての仕事ではなく、公安委員会の仕事をする警察職員の仕事）
２　風営法で要求されている、各種書類をアップデートし準備しておく
３　店にいないといけない、役職者を在店させておく
４　未成年者は絶対排除（客も従業員も）
５　食品衛生法・消防法上のリクエストも基本はクリアするようにしておく、また、基本、禁煙店舗化が望ましい。
６　深夜はダメですが、日中・夕方ならば営業開始できる体制にしておく（営業に支障のある立ち入りは不可ですので）
７　基本は録音（コロナ対策を強制する権限は、風営法上はないので、のちのち揉めた時の対策）

さて、新宿歌舞伎町と言えば、のぞき部屋マドンナが、緊急事態宣言後、話題沸騰でしたが、客として在店していた時に、警察が来ると格好悪いと心配されている人（その他、性風俗店の個室にいる男性客と女性コンパニオン）もいらっしゃるでしょうが、これは、心配ご無用です。
風営法の立入調査については、客のいる個室には踏み込めないことになっていますので、万一立ち入られ恥ずかしい思いをした場合、国家賠償法に基づく賠償請求が理論上、できます。