前田建設ファンタジー営業部＠シネリーブル池袋（秀作）(2020新春良作映画鑑賞05)

20年５本めは、前田建設ファンタジー営業部＠シネリーブル池袋（秀作）。
コメディアン演じる主役の一人は、一部についてかなり現実離れしたキャラ立ちしてしまってますが、全体としては、ミュージカルテイストもある、社会派ならぬ会社派コメディ映画で、なおかつ、社会的に重要なものの地味な土木屋さんにスポットを当てた、という前代未聞の映画です。
前田建設ファンタジー営業部という、実在の「冗談ネタ」を素材に、ギャグ・コメディ・会社ネタ等満載で、多くの人が楽しめる映画に仕上がった秀作です。夢を現実化する、という意味でも、楽しいです。
また小道具も含め、細部に結構こだわっており、エンドロールのデザインも秀逸。
細かい話として、「居眠り」を「宇宙に行ってる」とのせりふ回しもなかなか深く、発想の根っこに「宇宙のファンタジー」が想起されるところです。

これをきっかけに、土木に再度、光が当たればいいですが。。。
ちなみに、岸井ゆきのさん、ぶさかわないい味を出しています。