このあたり、航空便確保に本気で取り組んでこなかったサイパン当局(北マリアナ諸島当局)も、問題があったといえるでしょう。
更に間接的な話として、戦後賠償の一環的に、サイパン観光振興を通じた島の振興に取り組んできた日本の大手企業が、特殊な土地所有賃貸借制度の期限切れ等を契機に、事業に一区切りをつけたというのもあるところです。
蘊蓄はこのくらいにして、ここでは、ズッコケる前のサイパン絡みで、コンチネンタルミクロネシア航空のユニークな搭乗券・航空券を紹介しましょう。
サイパン行きのCO960便の搭乗券です。
ビジネスクラス(もちろん、でたらめなオペレーション時代のCOなのでインボラアップグレード)なのですが、喫煙席というのが時代を感じさせる逸品w です。
また、成田のランドがJAL扱いというのも、今では想像できないところです。
ちなみに、この時のCO960、サイパン経由グアム行きです。
で、こちらの搭乗券が、なかなか凄い、成田・サイパンの航空券。
グアム経由(ストップオーバー不可の×印付き)のサイパン行きです。
大した距離の路線ではないのですが、便名の異なる4区間搭乗で、修行僧的に大喜びパターンです(当時は、国際線1区間は最低500マイルの保証があったので、成田・グアム経由サイパンだとエコノミーでも4000マイル以上獲得です)。
ちなみに、乗り継ぎ便の出発時刻を見ればわかるのですが、非常に効率的なスケジュールを組んでおり、なおかつ、グアムでの入国手続きが簡略化、手荷物はサイパンまでスルーというパターンです。
なお、この段階では、すでにコンチネンタルミクロネシアは、グアムハブの運航になってますので、CO960便は成田・グアム直行便となっています。
また、機材はDC10型。この後も何度かのっていますが、ドアの締まりが悪いなど、ドキドキさせられました(現に、遭遇はしませんでしたがトラブルが現実化したようです)。
この後、9.11テロでトランジットの扱いが厳格化された関係で、効率的な乗り継ぎが不可能となってしまいました。
(成田・サイパン線に関しては、夏期臨時便としてコンチネンタルが飛ばしたことがありましたが、採算的に微妙だったようで、毎年運航には至らず)。
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